niwaradiの雑記

漫画アニメ関連の感想。

滝川みうはヤバい

今日の計算中(AbemaTVで視聴、月曜1:00~)も良かった。

 

あとこの記事を見て書かねばと思った。

anond.hatelabo.jp

 

内容的にははっきり言ってあまり魅力を伝えられていると思わないのだが、やはり好きを真っ直ぐに伝えるのは強い。文章も私の下手くそな日本語よりはずっと上手くて読みやすい。

 

ただやはりほかのアイドルやVTuberに嵌ったことがない筆者となると、どこが新規性なのかと言いたくなる向きもあると思う。私が一番最初に好きになった藤間桜(天城サリー)もほかのみんなもすごいのだが、突き詰めるとやはり特異なセンター、滝川みう(西條和)の話をせねばならない。ヤバいと書いたがプリコネRe:Diveのニュアンスでとって欲しい。

 

「一番やりたくないことをしに来ました」と西條はオーディションで言ったという。

natalie.mu

tokyo.whatsin.jp

穿った言い方をするが、正直言って反則である。オーディションに来るのはほとんどアイドルになりたくてたまらない子ばかりのはずだ。握手とかは好き嫌いあるだろうけど、華やかな舞台で歌ったり踊ったりしたいはずだ。それが「そういうのは本当はしたくありません」と言う。じゃあなんで来たの?「苦手なことをして自分を変えるため」と。

 

始めてアイドルグループを結成しようとするプロデューサーなら絶対採らない。経験や欲のある人ならイロモノ枠として採るかも。でも22/7の企画者は秋元康だ。もう普通の可愛くて歌って踊れる女の子には飽き飽きしていると思う。面白いから絶対採用する。そしてこの「ステージのどこに立ちたいの?」と聞けば「すみっこ。」と答える女の子をセンターに据える。

 

周りとしてはいい迷惑となりそうだがそれで奇跡的にバランスがとれている。ほかにセンターに向く子もいないし。みう自身が特に優しいわけではないのだが、何らかの緊張が破れて、なんだか優しい空間ができている。

 

アニメに関しては西條の演技を悪く言う向きもあるんだが西條は声優にそもそも向いていない、そもそも自分が向いていると思って応募してないのでその前提は必要。「自分の声も嫌い」らしいし。あとゼロからの成長(実はあれでもすでに1以上に成長してるが)を見せるのは日本のアイドルとしては正しい。

 

アイドルの発言を素直に信じたくない私だが、西條のある種のアイドル的なことをやりたくないというのは部分的には本当だろう。滝川=西條はネガティブ過ぎるのだ。苦手なものアンケートで答えた第一位は「自分」(計算中64回)、「死にたくないし、生きたくもない」(Season 2 32回)。

 

いつものようにアイドルマスターシンデレラガールズの話をするが、なぜか陰キャ話をする子がやたら多いシンデレラ声優でも、彼女ほどの闇を発揮してる人はそうそういない。他人の暗い話に共感したり慰められる人に、光よりも闇が好きとか言っちゃうタイプの人に(デレならすみぺ、飯屋、はっしーとか好きな人、あと最近だと魔法が解けちゃったのななみんの告白に喜んだ人とかに)に今オススメの2.5次元アイドルが滝川みうである。