niwaradiの雑記

デレマスその他漫画アニメ関連の感想。

信者から見たアイマス~宗教で何が悪い

こんな記事を読みまして

pumpkinsword.hatenadiary.jp

コメントでも言われているように城ヶ崎美嘉とみりあと二次創作と声優の話題に関して時系列メチャクチャな要約をして知らない人に嘘を広めるのはやめろ、というのはあるのですが(アニメ17話について熱いアイマストークに耐えられる人は下の記事など読まれるとよいかと)、

hetablo.hatenablog.com

アイマス沼に嵌ってる人を宗教だとか薬物中毒だとか喩えるのはまあその通りかなと。それを止めるのは至って健全なことであるし、引き止めるのもよくないことであると思います。

 

ところで世の中には宗教や薬物について理屈抜きで拒否反応を示す人もいて、最初の記事の著者もそれっぽいところがありますが(勿論宗教詐欺、教祖の命令による犯罪、違法薬物の使用や所持は法により裁かれます)、神道や仏教も宗教だし、酒やコーヒーも成分的には薬物だというのを完全に失念しているなと。これらが悪くないかと言われればいろいろ害もあるのですが、まぁ要は宗教にも良い面はあるし、薬物にもマイルドに楽しめるものはあるわけです。

 

※酒やコーヒーが嫌いという方もいますがどちらかといえば少数派でしょう。日本人の宗教アレルギーと神道・仏教への無自覚さは強くて「神様も仏様も信じてない、全ての宗教は悪で自分は宗教とは全く関係ない」っていう人もそれなりにいそうなんですが、そういうことは初詣やお祭りや法事諸々を全部否定してから言えという話です。(私も無神論者ですが宗教には批判的であると同時に寛容でありたいと思っています。)

 

既に「薬物依存者」の立場からからアイマスへの嵌り方について記事を書かれた方もいるようです。

hagyou.hateblo.jp

 

私は前々からアイマスって宗教だなと感じてきたので、一宗教信者の視点から書きたいと思います。まあそもそもアイドル=偶像崇拝だから二次元だろうが三次元だろうが要は宗教なんですけどね。

 

※敢えてアイマスがほかのアイドルやアイドルアニメに比べてより宗教らしいところは何かというと「終わらないこと」でしょうか。三次元のアイドルは年齢を重ねると割りと若い内に辞めちゃうじゃないですか。でも二次元のアイドルたちは年をとらない。しかもアイマスはラブライブと違って決して卒業、解散を描かない。有終の美という考えもありだとは思うのですが、「永続性」は人間が求める一つの理想の形だと思います。でもだからこそどうやって辞めようって話が出てきたのが冒頭の記事なのでしょう。

 

1、自分について

アイマスはもうかれこれ十年以上も続いていて、さきほど私は一信者と申し上げましたがアイドルマスターシンデレラガールズのアニメからにわかです。仏教に喩えるなら浄土真宗をかじって信仰しているけれど小乗仏教はさっぱりみたいな感じだと思います。これからアイマス教(シンデレラ教)の紹介みたいなことをしようと思いますがこれらの運営会社と特に利害関係はないです(念のため)。

 

2、神様について

神様というか要はアイドルについて。とにかくカワイイ、美しい、素敵!中身も空っぽではなくてキャラクターに人間性や生き様を感じられるようになっています。アイマスはとにかくキャラクターがいっぱいいるので、漫画アニメ・ゲーム等の二次元絵文化に親和性のある方ならきっとお気に入りのアイドルを見つけることができるでしょう。

 

3、経典あるいは聖書について

元はゲームから始まってアニメ化というのが基本なのですが。幅広いメディアミックスがされています(私は本家アイマスは漫画「アイドルマスター2 The world is all one!!」から入りました)。いっぱいあってよくわからなくなるけれど、全部見ている人はそこまでいないと思うので、人が勧めているものを適当に見るとよいかと。私はシンデレラ推しなので、物語を楽しみたい人にはアニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」(全25話、シンデレラガールズ劇場じゃないほう)、てっとり早くビジュアルや音楽から入りたい人にはスマートフォンゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ」をオススメしますが、本家のアニメやゲームも評判がいいのでそちらからでもよいかと思います。もちろんミリオンライブも熱心に勧める人が多い気がしますし、男性アイドルのほうが好みならSide Mのほうがよいのかもしれません。

※余談になりますが、神様に関する公式でない神話や伝承もたくさん存在していまして(ギリシャ神話や風土記みたいなもの?)、SSやら同人漫画やらニコニコ動画のノベマスやら二次創作が盛んな分野でもあります。キャラ崩壊や解釈違いの問題もありますが、こういったものに対する寛容さは公式に感謝すべきでしょう。

 

4、偶像について

アイマスはとにかく偶像崇拝なのですが、きっと昔の人も仏像を眺める時ちゃんとそういった視点を持っていたのでしょう。今はよほど熱心な仏教徒か仏像オタクでもないと仏像を見て感激することはないのでしょうが。アイドルの絵や踊っている姿を眺めると心が癒やされます。

 

5、宗教音楽について

曲は私も全部すごく好きってわけでもないのですが幅広い楽曲を様々なアイドルが歌っているので、アニソン好きの方なら好みの曲が見つかると思います。特に個々のアイドルの持ち歌は「キャラクターソング」という観点から見た時に、そのキャラクターらしさが活かされる素晴らしい曲揃いであると思います。(声は皆合ってるんだけど歌が上手いかは声優さんのタイプによるのでガチの音楽好きの人は抵抗があるものもあるかもしれませんがそれは二次元キャラなのでそういうものだと思ってください)

 

6、宗教芸術について

フィギュア等を飾るのも一興であるかと思います。またpixiv等をみればアイドルのキャラクターをテーマに描いた絵がたくさん見つかります。宗教画ですね。ニコニコ動画ではアイドルがゲーム実況したり将棋を指したりする様子も見られますが、自分の趣味や得意分野を神様と結びつけちゃうのは、江戸時代の数学が得意な人たちが算額といって幾何学の問題を神社に奉納していた話と少しだけ似てるんじゃないかなと。

 

7、神様との接し方

アイマスのファンはプロデューサー(P)と呼ぶのが習わしです。ゲームではプロデューサー視点でアイドルをプロデュースするというところから来ています。もちろんそういう妄想に浸れると一層楽しいですし、それは引くという人はラブライバーやモノノフみたいな単なる呼称と考えてもよいかと。ゲームでアイドルたちは割と甘い言葉をかけてくれますがアイドルたちが自分のことを好いていると考えるか、あるいはアイドルと恋愛をすることが許されるのかは解釈が分かれるところです。二次元のキャラクターなので自分の妄想の範囲で好きにしてよいかと。

 

8、巫女さんについて

最初の記事で声優さんを神の使い手と書かれていますが、だいたい合ってると思います。要は巫女さんです。信仰の対象にするのはおかしいという考えも正しいと思いますが、巫女さんは十分神社に行く動機になりますよね(オタク向け意見)。みんなかわいい(嵌った人の主観)。シンデレラ以外は詳しくないのですが、キャラクターとの相性で正にこの人といった人選がされています。中には早見沙織さんや東山奈央さん竹達彩奈さんみたいな有名な声優さんもいますし、新人さんもいるし、あるいはちょっと変わった経歴を持つ人や、本業は声優じゃなくて舞台とかなんて人も、いろいろ多様性があってよいと思います。

 

※最初の記事の話題。「お前は声優が言うことは正しいと思うのか?じゃあ声優が死ねと言ったらお前は死ぬんだな」みたいなアホな議論はおいておいて、声優さんの言動について。どうしても分けて考えたいという人と、キャラクターの深掘りに絡みあるいは逆輸入があってもいいという人どちらもそれなりにいると思います。あまり議論しないほうがよさそうな感じ。個人的には城ヶ崎美嘉役佳村はるかさんの自分のロリコンをキャラに逆輸入しないで欲しい発言はちょっと悪手だと思っていて、そもそもは美嘉が本当に妹思いのお姉ちゃんでそこにちょっとシスコンっぽい要素をだすと面白いなっていう視点から来ているネタでもありプラスに変換できる話でもあるので、こういう清濁のネタを飲み込む度量がないと塩見周子、島村卯月、高垣楓のように総選挙1位にはなれないのではと思うのですが、それはともかく佳村はるかさんは自分のキャラ思いでとてもかわいいです。

 

9、信者の義務

特に義務はないといっていいと思います。一般良識外の禁止事項もないと思う。ほかのアイドル宗教と兼ねてはいけないということもないです。ただ中には最初の記事を書かれた方のようにログインやらイベント、ライブへの参加などを義務的に感じてしまうようになる人もいるかもしれません。自分が楽しめるのが一番だし、運営や声優さんもそう思っていると思うのですが。お決まりのコールとか、サイリウムとか、謎習慣のスポンサー名合唱もまわりに強制するものじゃなくて、まわりと合わせてノレれば楽しいくらいのもので、過度に同調圧力を感じてしまうのはこじらせ過ぎではないかと。

 

10、経済的な負担について

大原則として貧乏人は金を払わずに信仰しても構わない、だいたいの宗教と同じ。とはいえアイマス、デレマスの課金は嵩みがちなので悪名高い。私はアニデレのDVD、最近のCDやらライブBlue-ray、デレステのスカチケ等で多分まだ十万円いってるかいってないかくらい。「一日80円ガチャ」(ネタで納税といわれる)も回す日は回すけど結構怠っている。納税というよりははおみくじマニアが毎日おみくじを引くような感覚かと。一般の人だとこれでも金かけすぎって思うかもしれないけど、これくらい払わないと巨大なコンテンツの維持・高クオリティ化・発展・拡大は無理という話をさせていただきたい。アニメーターの経済的な苦境を嘆く人が一方でアニメ商品を全然買ってないとしたら盛大な矛盾なわけで、お金払うのは大事。供給過多ともいわれる声優さんにもせめてアイマス関係の人にはいい暮らしをして欲しい。逆にお前の課金は少ないとおっしゃる課金者の方、申し訳ありません。さすがに生活を切り詰めるのはどうかと思うが余裕のある人がお金出すのは問題ないし寧ろ推奨されるべき。宗教に喩えるなら、新宗教はいわずもがな、寺の檀家さんも相当寄付してると思うし、神社仏閣の立て替えとかそうとう巨額になると思うからマシなほうではあると思う。

 

11、狂信者の問題

世の中には熱狂のあまり社会に迷惑かけちゃう人もいて、お隣のラブライブなんかはそれで随分ディスられた印象あるのですが、アイマスに対してもそういう話をしたがる人はいて、門戸を広く開いている分、世の中どんな集団にもいい人も悪い人がいるのは当然だと思うんだけど。こういうのをすぐに宗教批判に結びつけちゃうのは危険で、有名なお寺に所属していてもこじらせて金閣を焼いた人もいるし、有名神社だと宮司職を巡って切りつけ事件があったけど、神社仏閣全部潰せって人はいないよねって話。

 

12、アイマス教を信じるメリット

デメリットについて長々と書いてしまいましたが、ムキになってガチャを回しすぎないよう気をつけておけば困ることはないかと。アイマス教に入るとゲームをより楽しめます。アイドルのことを考えると心が癒やされます。私のように女の子の友達が全然いなくてもアイドルがいてくれれば救われます。

 

でもそもそも別に信者になる必要はなくてアイマスを好きな人が増えると嬉しいなと。旅先の神社にふらっと立ち寄る感覚で、あるいは地酒の味見をする感覚で是非アイマスに手を出して見てください。向かなければ去ればよいし、向いていればどんどん嵌っていけばよいかと。